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【書評】ゆめをかなえるゾウ0 ~本物の夢とは?~

夢をかなえるゾウ0

えっ!?自分、「夢」がないやて? ほな「夢の見つけ方」教えたろか。

「夢とは何か?」「夢は本当に必要なのか?」を解き明かす

夢ゾウシリーズの原点「0(ゼロ)」がついに登場

日本一読まれている自己啓発小説の最新刊

目次

【書評】ゆめをかなえるゾウ0:本物の夢とは?

夢をかなえるゾウ0を紹介していきます。

夢をかなえるゾウは、これまでに1~4まで出版されており、夢をかなえるゾウ0はシリーズ第5弾の作品です。

あらすじについて

パワハラ上司の横暴に悩まされながらも、会社を辞められない主人公「僕」に、他の神様に「ゼロから偉人を育て上げる」と宣言してきたインドの神様であるガネーシャが現れます。

主人公に「宇宙一の偉人に育てる」と宣言したガネーシャですが、そもそも主人公にはかなえたい「夢」がありませんでした。

本書は「夢」をテーマにした内容となっており、夢がない平凡な会社員である主人公が最終的には夢を見つける物語です。

物語の冒頭に、夢はそもそも必要なのかと主人公に対して、本物の夢を手に入れれば人生が180度変わると説くガネーシャ。本物の夢を手に入れた状態を、不思議な力によって主人公に体験させます。

「夢にはな、ものごとの『意味』をまるっきり変えてまう力があるんや。これまでは面倒でしかなかった作業、ありふれた風景や出来事・・・何の変哲もなかったものが特別な意味を持ち、とてつもない輝きを放ち始める。それはつまり、人生が輝き出す、ちゅうことや」

このままだとダメだと感じていた主人公は、本物の夢を見つけるために、「ガネーシャの言うことを一度でも聞かなかったら、将来の希望を全部奪う」という条件のある契約書にサインをします。

本物の夢を見つけるために、ガネーシャが主人公「僕」に1つずつ課題を出して、主人公がその課題をこなしていきます。課題にはそれぞれ意図があり、その課題の背景を裏付ける偉人たちの言葉も本文中にたくさん出てきます。

日本一読まれている自己啓発小説といわれるだけあって、ガネーシャと主人公のやりとりがおもしろく、サクサクと読み進めることができます。

少しずつ人生をいい方向に変えていきたいけれども、何をすればいいのかわからない人におすすめの一冊です。

著者について

著者は、水野敬也さんです。
著書に「夢をかなえるゾウ」シリーズだけではなく、「ウケる技術」「雨の日も、晴れ男」などがあります。

【書評 夢をかなえるゾウ0:本物の夢とは?】

夢をかなえるゾウ0を読んで私が重要だと感じたポイントを3点紹介します

①好きな匂い、物、人、場所を見つける
②生活に「初めて」を取り入れる
③欠点や負の感情を「自分の一部」だと思う

以下、詳細をみていきます。

①好きな匂い、物、人、場所を見つける

社会で生活していくためには、どうしても他人の目を気にして生きていくように流れていってしまいます。
就職活動の時に考えていたような「自分の軸」をもって仕事をしている人は少ないでしょう。

本物の夢は、他人から強要されるものではなく、やりがいに満ちた楽しいことを自発的に行うことだと著者は説きます。

ほんまの好きいうんは、他の人間は一切関係ないねん。『世の中の人全員が嫌いだと言っても、自分はこれが好きだ』って言えるもんがほんまの好きやねん

食べ物、服装などから高校・大学、就職する会社まで他人からどう思われるのかを基準になってしまうと、自分がどう思うのか、どう感じるのかが疎かになってしまします。

僕はこれまで会社や学校を、偏差値やブランド・・・評判だけで選んできた。(中略) でも、本当は、どんな人たちが周りにいて、どんあ環境で学び、働くのかを大事にする必要があったのだ

ガネーシャの課題を通じて、主人公の想いも他人の評価から自分の感覚を重視する方向へと変わっていきます。

仕事も私生活も他人がどう思うのかではなく、自分がどう思うのかを大切にして自分の人生を創っていくことが大切だと感じます。

②生活に「初めて」を取り入れる

ただ何も意識せずに過ごしていると、日々の生活は決まったことを繰り返すルーティーン作業がほとんどになってしまいます。

いつもと違う道を歩く、普段とは違うものを買う、見知らぬ店に入る・・・どんなささいなことでもいい。日々の生活に『初めて』を取り入れなさい。そして、人間は、未知なるものにこそ喜びを見出す存在であることを――未知の要素がないのなら最高の楽しさは決して得られないことを――実感するのだ

今の自分の生活をそのまま続けるのではなく、日々の生活の中でいろいろなことを試していきましょう。その繰り返しが、まだ見つけていない「自分が好きなこと」を見つけることにつながります。

一見すると意味のないように思うことでも、頭で判断して何もしないのではなく、行動に移して経験してみることが大切です

③欠点や負の感情を「自分の一部」だと思う

自分の中で好きになれへん部分や、消してしまいたくなる嫌な感情ってあるやろ?そういう欠点や負の感情を否定したり排除したりするんやのうて、『これも自分の一部だ』て受け入れるようにしてみいや。そうすることで、等身大の自分に自信が持てるようになる。夢を見つける力も、かなえる力も強まるんやで

漫画家の手塚治虫は嫉妬深くて有名だったそうですが、その嫉妬深さが作品を生み出す原動力になったそうです。

不安や恐怖、嫌だと思う感情から逃げずに受けいれて、その感情をいい方向に活用して前に進んでいくことが大切です。

まとめ

本書では言葉を変えながら、他人の評価ではなく、自分が本当に好きなことを見つけることが本物の夢を掴むために必要だと繰り返し伝えています。


人生に一発逆転が起きるようなことはなかなかありません。
小さな行いを積み重ねていき、少しずつ生活を好転させていくことが大事です。

「最高の行動を選択し続けた人間は、本人がまったく想像しなかった形で夢をかなえる」

夢は必ずかなうわけではないですが、自分の未来を信じてあきらめずに行動を続けることによって、思いもよらない形で夢がかなう可能性があります。

ガネーシャからの課題もこなしやすいものが多いので、私も日々の生活に取り入れていきたいと思います。

ここで紹介した内容以外にもガネーシャの教えがたくさんでてきます。
ぜひ、本書を手に取って読んでみてください。

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この記事を書いた人

kabosuです。
現在、データアナリストとして働いています。
1児のパパとしても奮闘中です。
日々の生活を過ごす中で、私なりに思うところを少しずつ書いていこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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