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【ビジネスに役立つ本】コンサルタントから学ぶおすすめ本の紹介

今回はコンサルタントが書いたおすすめの本を紹介したいと思います。

私はコンサルではなく、コンサルに発注する立場で仕事をすることが多いのですが、コンサルといってもものすごく優秀な方から、イラつかせまくる方まで、いろんな方がいることがわかってきました笑

ただ、優秀なコンサルタントの方はビジネスの捉え方、プロジェクトの進め方が本当にすごいと感じており、今回は私が読んだ本の中から、多くのビジネスパーソンに約立つようなコンサル本を紹介していきます。

目次

論点思考

「論点=解くべき問題」わかれば問題解決のスピードが劇的に上がる!

問題設定→解決策の立案・提示→実行→問題解決

論点思考とは?

・論点とは「解くべき問題」のことだが、その解くべき問題を定義するプロセスを論点思考と呼ぶ

・論点思考は問題解決プロセスの最上流にある

・最初に論点設定を間違えると、間違った問題に取り組むことになる

(「はじめに」より抜粋)

問題解決力の高い人=論点思考力が高い人

【現代のビジネスパーソンに最も必要とされる能力】

自分の仕事で成し遂げるべき最終的なゴールである「大論点」を意識しつつ、中論点・小論点を把握すること

【本書の特徴】

◎論点思考のステップを解説

◎論点の見つけ方を解説

◎実例を図表で解説

◎論点思考のケース問題を載録

◎仮設思考との関係を解説

あなたがいま解いている問題、あるいはこれから解こうとしている問題は正しいのか、他に解くべき問題があるのではないか。

ここを一度考えてみようというのが本書の狙いの一つでもある。(「はじめに」より抜粋)

Amazon紹介文より

ビジネスで大事なことは問題を解決することですが、問題は既にあるものではなく、そもそもの問題がどこにあるのかは特定しにいかなくてはなりません。

この解くべき問題を間違えると、その後どれだけがんばってもあまり効果がないため、問題の設定が非常に大切です。論点思考では、解くべき問題を選定する考え方が書かれています。

また、状況が変化していくため、それが本当に解くべき論点なのかを考え続ける重要性も強調しています。

本質的な問題について見つめることができるオススメの本です。

仮説思考

BCGでの20年の経験を持つ著者が、ビジネスパーソンの必須能力である「仮説思考」を解説。

”優秀な人”は問題を素早く発見し、解決策にたどり着くのが早い!?

「仮説」が仕事の質とスピードを決める!

  • ビジネスの経験はそれなりに積んでいるのにいつまでも先を見通せない」「思い切った意思決定ができない」…このように感じることはありませんか?この「先見性」と「決断力」の2つは、「仮説思考」と密接な関係があるのです

仮説思考とは?

仮説思考とは、物事を答えから考えることです。ビジネスパーソンが仮説思考を身につけると、情報の海に溺れずに問題解決を行うことができ大局観をもって仕事ができるようになります。

そのためにも、意思決定において、今ある選択肢をいかに絞り込むかという視点で情報収集することが必要です。

良い仮説を立てるための頭の使い方

ただ仮説を立てれば良いというわけではありません。良い結論を導くには、良い仮説を立てることが重要です。では、良い仮説を立てるには、どうすればいいのでしょうか?

良い仮説を立てるための方法の一つに、「ゼロベースで考える」方法があります。これは、既存の枠組みにとらわれず、目的に対して白紙の段階から考えようとすることです。たとえば、あなたが顧客からの苦情を取り扱うコールセンターの運営を任されているとしましょう。会社の方針で、「現在の半分の人員で行え」「七割削減しろ」などと言われたらどうでしょうか。単純な効率化ではなく、次のように発想するのがポイントです。

「クレームが発生するからコールセンターの仕事が必要なのであって、クレームが全く発生しなければ、自分たちの仕事はなくなり、七割どころか100%のコストダウンが可能である。」

これをもとに、次のような仮説を立てることができます。

・クレームの発生要因が、工場の品質管理にある場合、生産管理や品質管理を徹底する。

・説明書が分かりにくいために質問が多いのであれば、取り扱い説明書を作り直してもらうことで、クレームを絶つ。

このように、現状をいったん忘れて新たに考えるときに、創造的な仮説が生まれます。日頃からゼロベースで考える癖をつけておくことで、影響力のある解決策を、必要なときに思いつくことができるのです。

Amazon紹介文より

情報収集の途中や分析以前にもつ「仮の答え」をもつことで仕事のスピードとクオリティが格段に上がるという考えです。

分析などの手を動かす前に、結論まで仮説を考える。やみくもに量をこなすのではなく、要所をおさえて仮説を構築し、その仮説を検証することにより、最短でアウトプットを作成していくといったイメージですね。

私はコンサル業界ではなく、事業会社で勤務していますが、単にデータを見て”とりあえず”見えてくるものを考えるのではなく、仮説をもって分析を行いなさいとよく上司から(飲み会で)言われました。

2つ下で紹介する「イシューからはじめよ」も、分析・研究をする前に全体構成を考え尽くしてから着手することが強調されており、本質的な考えは非常に似ていると思います。

意思決定のための「分析の技術」

複雑に入り組んでいる事象のなかで、「正しい認識・判断」により「正しい対応」をするための分析の技術について体系化して記載してあります。1998年に出版された本ですが、分析するにあたって大切な視座や本質的な考えが書かれてあります。

大きく分けて、「大きさを考える」「分けて考える」「比較して考える」「時系列を考える」等の原則となる4つの分析の技術について紹介されています。

分析の基本は、「大きさを考える」「分けて考える」「比較して考える」「時系列を考える」の4つである。そして、そのバリエーションとして「バラツキを考える」「プロセスを考える」「ツリーで考える」という工夫が生まれる。

今ならBIツールを使って時間をかけずに分析できますが、実際に手を動かす前にどのように分析をして解明していくべきかを知っているかどうかでアウトプットに大きな差がでてきます。

本を読んでいくと、素晴らしい分析結果も、いくつかの視点から、色々な技法を組み合わせて分析された結果であることがわかります。

実際のアクションにつながる多様な業界の分析事例も豊富に記載されており、「分析」に関する理解が深まる名著です。

イシューからはじめよ

★50万部突破!★
発売12年、時代が変わっても
読者が増え続ける不朽の一冊


イシューからはじめると
やるべきことは
100分の1になる!


「ロジカルシンキング・問題解決の決定版」
「AI×データ時代の必携書」

脳科学×戦略コンサル×ヤフーのトリプルキャリアによる究極の問題設定&解決法。
コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー…
生み出す変化で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術。


イシューとは?

あなたが問題だと思っていることのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではない。
イシューとは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。
本当に価値のある仕事をしたいなら、本当に世の中に変化を興したいなら、この「イシュー」を見極めることが最初のステップになる。


本書出版のきっかけ(「はじめに」抜粋)

僕がこれまでに見てきた「圧倒的に生産性の高い人」にひとつ共通していることがある。それは、彼らが「ひとつのことをやるスピードが10倍、20倍と速いわけではない」ということだ。分野がビジネスであろうとサイエンスであろうと「本当に優れた知的生産には共通の手法がある」。そんな内容を個人のブログに書いたところ思わぬ反響があった。「こうした内容を共有することが多くの人の役に立つのかもしれない」と思ったことがこの本を書こうと思ったきっかけだ。


目次

はじめに 優れた知的生産に共通すること
■序章 この本の考え方―脱「犬の道」
■第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」
■第2章 仮説ドリブン(1)──イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
■第3章 仮説ドリブン(2)──ストーリーを絵コンテにする
■第4章 アウトプットドリブン──実際の分析を進める
■第5章 メッセージドリブン──「伝えるもの」をまとめる
おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう

Amazon紹介文より

本当に価値のあるアウトプットを生み出すという本質的な問いに対するアプローチが書かれています。

特に限りある時間・リソースの中で何に対して答えを出すべきなのかについて徹底して考えることについて強調されています。

取り組む必要性が低い問題に対して、どれだけ素晴らしい質の解答を導き出したとしても、クライアントや評価者にバリューを提供することはできない=「圧倒的に生産性の高い人」になることは難しいです。

短時間で最適な問いを探し出して、質の高いアウトプットを出したい方にオススメです。

ゼロ秒思考

累計41万部突破のロングセラー!
トップアスリートも戦略コンサルタントも実践する、
頭がよくなり、心も鍛えられるトレーニング。

マッキンゼーで14年間活躍した著者の独自メソッド――
それは、「メモ書き」によって思考と感情の言語化をトレーニングすることで、
どんな人でも確実に頭がよくなり、心も鍛えられるというもの。
著者が二十数年にわたって改良を続け、
クライアント先で実践してもらうことで、
すでに数千人を超える人が効果を実感している。

誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、
実践した多くの人が、
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
という。

本書はそのトレーニングの方法を詳細に解説し、
著者の考える思考の質とスピードの到達点、
「ゼロ秒思考」への道を紹介するものである。

【本文より】
A4の紙に1件1ページで書く。
ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。
毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。
それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、
最も基本的な「考える力」を鍛えられる。
深く考えることができるだけでなく、
「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。

Amazon紹介文より

頭のなかで常に悩みがグルグルしている方にオススメの本です。

短時間で紙に書き出すことで思考を整理していきます。本書以外にもいろんな本で書くことの重要性が強調されており、やはり書くことは本当に大切ですね。

実際の方法をざっくり書くと、1紙を用意して、箇条書きでスピード重視で頭に思い浮かんだことを書いていく。それを1枚1分で10枚を書き上げる。

この方法で思考力が上がるのかどうかはわからないと個人的に思いますが、頭の中は確実にクリアになると思います。

超速フレームワーク

◆使い込むほどに「思考力」と「行動力」が磨かれる!
本当に使える20の鉄板フレームワーク◆
マッキンゼー時代、徹底的に叩き込まれたのが、本書で紹介するフレームワークでした。
フレームワークとは「思考の枠組み」のこと。

同僚たちに比べて、決して超優秀とは言えなかった私が、
それでも結果を出すことができたのは、フレームワークのおかげです。
本書は、私がコンサルティングの現場で実際に使ってきた、
実用性・汎用性が高いフレームワークばかりを厳選紹介しています。
まずは自分が必要とするフレームワークを見つけ、徹底的に使い込んでみてください。
あなたの「思考力」や「行動力」がみるみる磨かれていくのを実感できるはずです。――大嶋祥誉

◆「フレームワーク」思考を身につけると…?◆
【1】分析・検証の精度が上がる
【2】意志決定が迅速になる
【3】論理的に伝えられるようになる

↓ ↓ ↓

飛躍的に仕事の「スピード」と「質」が上がる!

これが「超速フレームワーク仕事術」! !

Amazon紹介文より

フレームワークを身につけると仕事のスピードや効率性が格段に上がることや、それぞれのフレームワークの使い方がマスターできます。

目的や状況にあったフレームワークを選ぶことの重要性が書かれており、フレームワークは以下の3つに大別できます。

①”要素を分解する”フレームワーク、②”流れを見る”フレームワーク、③”対比する”フレームワーク

これらを状況に応じて最適なフレームワークを選んで効率的に解決までの道筋を見つけることができます。

遠回りな思考を避けて、スピードを維持しながらロジカルに考えるためにもフレームワークの活用について学びましょう。

コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル

witter、noteで話題の筆者が贈る、初の著書!

外資系大手コンサルティング会社を12年間生き延びた
元文系バンドマンでもできた“最速仕事術”とは!?

答えがあることを自分で考えない、
議事録は会議前に作れる、
迷子にならないための論点思考……etc

どんな業界でも使える門外不出の秘技を初公開!

・「”速い”はそれ自体が重要な価値だ」仕事のスピードを生む方法
・「3ヶ月後に何を言えれば成功なのか?」論点思考・仮説思考の型
・「ピカソの絵を買う人は値段を見て買わない」細部が生む説得力とは
・「自分の限界を会社の限界にするな」会社の〈集合知〉の活用法

読むか、残業か?
社会人1年目に知りたかった暗黙知のすべてが凝縮された
〈コンサルタントの仕事術〉決定版!

Amazon紹介文より

華やかなイメージの強いコンサル業界ですが、その裏にある過酷な実情がわかります。そうした中で13年間コンサル会社を生き延びた筆者の仕事に対するメッセージは説得力があります。

具体的には、仕事のスピードに対する意識やクライアントとの段取り力、品質に関するこだわり、論点の押さえ方などが筆者の具体的な経験をもとに書かれており、全ての働く人にとって参考になる内容だと思います。

文章も面白くて読みやすいです。

まとめ

今回はコンサルティング業界出身の著者が書いた本を紹介しました。

コンサルタントでなくても必要な考えが詰まっています。

ビジネスに必要な知識が短期間で習得できますので、ぜひ手にとってみてください。

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この記事を書いた人

kabosuです。
現在、データアナリストとして働いています。
1児のパパとしても奮闘中です。
日々の生活を過ごす中で、私なりに思うところを少しずつ書いていこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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